2019年07月12日
ジャニーさんとお大師さん
ブログ
こんちくわ。
喜多整骨堂 鍼灸師の大杉です。
つい先日、ジャニー喜多川さんがくも膜下出血のため87才で亡くなられたというニュースが日本中を駆け巡り、連日ワイドショーで大きく取り上げられています。
氏は1931年アメリカロサンゼルスに生まれ、若い頃からショービジネスの業界に関わった。
1962年に来日、ジャニーズ事務所を創業。60~80年にかけてフォーリーブスやたのきんトリオ、少年隊などの「歌って踊れる男性アイドル」を発掘、プロデュースを手掛け、現在の令和時代に至るまで芸能界の最前線で自ら流行や文化を作り上げてきた稀代の大プロデューサーである。
その功績は業界において100年に一人の傑物であると言っても過言ではないと思われる。
だが過去の日本の文化史を振り返ってみると、上には上がいると思わざるを得ない。
文化を作り出した、1000年に一人の最強のプロデューサー。空海(弘法大師)その人である。
空海は774年に生まれ、日本仏教の大勢が今日称される奈良仏教から平安仏教へと転換していく流れの急先鋒として遣唐使に参加、中国より真言密教をもたらした。
それまでの仏教観との変化はと言うと、信仰対象としての仏像の形容が落ち着いた静的なお姿から力強い躍動的なお姿へ。
まさに「歌って踊れるアイドル(仏)」へと。
元々はバラモンやヒンズー教の神様であった明王、四天王、八部衆、十二神将、金剛力士などに
「You達、仏教も護っちゃいなyo‼」とスカウトし、グループを組ませ、デビュー。売り出していき、当時のファンを熱狂させました。
さらに恐ろしいことにジャニーズの歴史は約60年。真言宗はなんと1200年以上!
国内の寺院において毎日連日(!!)コンサートを開催し、熱狂的な現代のファンが押し寄せています。
プロデューサーの枠に留まらずプロモーターと手腕としても恐るべし。
京都にある東寺講堂においては立体曼荼羅として多くのアイドル(仏像)を配しておりますが、さながらジャニーズカウントダウンオールスターコンサートの様である。
いやはや凄いですね。空海。
最後に仏像ファンである私のマイフェイバリット仏をご紹介しておきましょう。
奈良東大寺戒壇院におられる広目天様です。
四天王の一人でありますが、他の三人は武器を構え仏法を守護しておられるのに比べ、筆と巻物を持ち遥か遠くを睨んでおられる…
スゴい眼力で…
前に立つと手を合わせるというよりも平伏してしまうような迫力であります。
皆様も興味がありましたら是非。以上、仏像好きには見逃せない東大寺戒壇院への行き方であるが、近鉄JR奈良駅からバスで7分、大仏殿春日大社前下車、徒歩で5分である。
私は関係者ではない(大杉家宗派:浄土宗)が、行き掛かり上、どうぞお越しください。
喜多整骨堂 鍼灸師の大杉です。
つい先日、ジャニー喜多川さんがくも膜下出血のため87才で亡くなられたというニュースが日本中を駆け巡り、連日ワイドショーで大きく取り上げられています。
氏は1931年アメリカロサンゼルスに生まれ、若い頃からショービジネスの業界に関わった。
1962年に来日、ジャニーズ事務所を創業。60~80年にかけてフォーリーブスやたのきんトリオ、少年隊などの「歌って踊れる男性アイドル」を発掘、プロデュースを手掛け、現在の令和時代に至るまで芸能界の最前線で自ら流行や文化を作り上げてきた稀代の大プロデューサーである。
その功績は業界において100年に一人の傑物であると言っても過言ではないと思われる。
だが過去の日本の文化史を振り返ってみると、上には上がいると思わざるを得ない。
文化を作り出した、1000年に一人の最強のプロデューサー。空海(弘法大師)その人である。
空海は774年に生まれ、日本仏教の大勢が今日称される奈良仏教から平安仏教へと転換していく流れの急先鋒として遣唐使に参加、中国より真言密教をもたらした。
それまでの仏教観との変化はと言うと、信仰対象としての仏像の形容が落ち着いた静的なお姿から力強い躍動的なお姿へ。
まさに「歌って踊れるアイドル(仏)」へと。
元々はバラモンやヒンズー教の神様であった明王、四天王、八部衆、十二神将、金剛力士などに
「You達、仏教も護っちゃいなyo‼」とスカウトし、グループを組ませ、デビュー。売り出していき、当時のファンを熱狂させました。
さらに恐ろしいことにジャニーズの歴史は約60年。真言宗はなんと1200年以上!
国内の寺院において毎日連日(!!)コンサートを開催し、熱狂的な現代のファンが押し寄せています。
プロデューサーの枠に留まらずプロモーターと手腕としても恐るべし。
京都にある東寺講堂においては立体曼荼羅として多くのアイドル(仏像)を配しておりますが、さながらジャニーズカウントダウンオールスターコンサートの様である。
いやはや凄いですね。空海。
最後に仏像ファンである私のマイフェイバリット仏をご紹介しておきましょう。
奈良東大寺戒壇院におられる広目天様です。
四天王の一人でありますが、他の三人は武器を構え仏法を守護しておられるのに比べ、筆と巻物を持ち遥か遠くを睨んでおられる…
スゴい眼力で…
前に立つと手を合わせるというよりも平伏してしまうような迫力であります。
皆様も興味がありましたら是非。以上、仏像好きには見逃せない東大寺戒壇院への行き方であるが、近鉄JR奈良駅からバスで7分、大仏殿春日大社前下車、徒歩で5分である。
私は関係者ではない(大杉家宗派:浄土宗)が、行き掛かり上、どうぞお越しください。