2021年11月25日
日本の新型コロナ感染者が少ないのは・・・
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喜多整骨堂堂主の喜多研二です。
今、米国や欧州などで新型コロナウイルス感染者が爆発的に増えている中、
日本では感染者が逆に大幅に減っています。
報道によると、
22日の日本の一日の新規感染者は50人で、
これは今年の一日新規感染者集計で最も少ない数字だそうです。
全国で一日50人って、これはもう難病、奇病になる人数レベル以下ではないでしょうか。
今年8月13日に一日だけで5908人の陽性判定だした東京ですが、11月22日の感染者数は6人、
昨日(24日)はなんと5人です。
しかも日本全国47都道府県のうち35府県では感染者が1人も出なかったようです。
素晴らしいじゃないですか、日本!
日本の各メディアや医療専門家たちが言うには、
日本だけ感染者数が激減している原因はもひとつよくわからないそうです(笑)
ワクチン接種率が高いこともさることながら、
今年8月の大流行時に軽症・無症状ながらも感染した人が実はたくさんいて、
一時的に「集団免疫」が形成されたという見方が有力だそうです。
岸和田でもだんじり祭りを敢行した結果、
別に感染者は増えることもなく、
むしろ減っていきました。
それもきっと事前の寄り合い(岸和田では一年中寄り合いやってますからね)で
本番前にほとんどの人がすでに免疫を獲得していたと思えば
なるほど、ですね。
また、もともと季節の変わり目などにマスクを着用するなど国民全体の防疫意識が高く、
まだ外出を控える雰囲気が残っている点も影響をしているものと見られるそうで、
日本人の清潔好きさが非常に有意義であることを
世界に知らしめたのではないでしょうか。
一方、お隣の韓国では
初期にワクチンを完了した高齢者層を中心にブレイクスルー感染事例が激増しているとのこと。
それは韓国が最近、
「ウィズコロナ(段階的な日常生活の回復)」措置下で防疫水準を徐々に緩和した結果、
流動人口が増加したことが大きな原因といってますが、
たぶんその状況は日本でも一緒だと思いますけどね。
日本感染症学会の理事長だった舘田一博東邦大学医学部教授は、
「ワクチン接種後6か月で抗体価が下がりブレイクスルー感染が起こりやすくなる。
こうしたことが韓国やヨーロッパなど各国で起きている」
として、
「日本でも接種から6か月を過ぎた高齢者や免疫不全の人など重症化しやすい人たちについては
3回目の接種を進めていくことが望まれる」
と言っています。
今年の年初には
日本国民は日本政府のワクチン対応の手際の悪さを非難し、
菅さんの支持率がどんどん下がってしまいました。
今となっては対応が遅かった為に他国の感染の拡大を見て
ブレイクスルー感染が広がる前に3回目の接種を進めることができそうです。
まあ、怪我の功名ってところですが、
国民の意見なんて勝手なもんです。
でもまあ結果良ければすべてよし、
あとは国民が、特に2回目の接種でつらい思いをした人たちが
どれだけ3回目の接種を受け入れるか、
ですね。
最近、うちの患者さん(高齢者が多いのでそろそろワクチン切れかかってる人が多いです)と
そういう話をする機会が多いのですが、
今のところ
「わし、3回目のワクチンはやめとこうと思ってんねん」っていう人が
圧倒的に多いです。
まあ、治療薬の開発も急速に進んでるようですし、
治療薬ができればインフルエンザと同様に
それほど恐れることもなくなるでしょうしね。
さて、第6波は回避できるのでしょうか?