喜多整骨堂

こんばんは。

喜多整骨堂堂主の石橋です。

今日、コロナ渦をきっかけに全く来なくなった老夫婦が久しぶりに夫婦揃ってご来院されました。

コロナ前はお二人ともとても元気で仲睦まじく、来院されるたびに「あんな老い方をしたいものだなあ」って心が癒されていました。

コロナ渦がきっかけでお顔を見せなくなった患者さんは数多くいます。なかでもとりわけ来なくなって寂しく感じるお二人でしたが、今日の午後診療に突然来院されました。

約4年ほどぶりの再会でした。奥さんは当時と全く変わらず陽気で明るい気さくな方のままでしたが、ご主人はすっかり弱ってしまって体も細く小さくなって、声の張りもなくまるで別人のようになっていました。

弱ってしまったご主人に優しく寄り添ってかいがいしく話しかける奥さんの姿を見ていると、時の流れの早さと「老い」の悲しさを痛感しました。

まあ、それだけの話なんですが、人生ってなんだかなあ・・・、と少し考えてしまいました。

 

僕もいつの間にか54歳になろうとしていますが、これから20年なんてあっという間なんだろうなあ。一日一日を大切に生きていかないと・・・、と改めて思うことと、奥さんに嫌われないように今のうちにしっかり点数を稼いでおかないと・・・、と漠然とした危機感に襲われた午後でした。